3回目の帝王切開でも、卵管結紮しなかった理由

私は、3人を帝王切開で出産しました。

その時に、医師からは卵管結紮をするように勧められました。卵管結紮は、次の妊娠を防ぐための手術です。

 

でも、卵管結紮するのって、抵抗がありますよね。

ももふみ

なんていうか、もう二度と妊娠できないんだという喪失感・・

何も失わないのに、何かを失ってしまうのではないかという不安・・

 

だから、私たち夫婦はそれを選択しませんでした。

その理由を、以下に書いていきたいと思います。

卵管結紮とは

卵管を縛る手術のこと。受精をしても、子宮までたどり着けなくなるため、避妊の効果が期待できる。

 

後悔したくない!卵管結紮についての知識を深める

医師からの説明

担当の医師からは、あってはならないけど、もし子供が病気か、不慮の事故で亡くなったとき、もう1人欲しいと思ったときに、体外受精になります、と、説明を受けました。

ももふみ

え!それだったら、4人目も望んだら可能ってこと?

 

そもそも、母体の安全を優先するための手術なのに・・と少し疑問に思いました。

だって、授かれるなら4人目欲しい!!

まだ手術まで時間はあるので、夫と話し合い最後まで悩みました。

 

避妊手術の条件

複数回の帝王切開の経験者など、次回妊娠のリスクが高い人に行われます。

卵管結紮は、このように法律で決められています。

一 妊娠又は分娩が、母体の生命に危険を及ぼすおそれのあるもの

二 現に数人の子を有し、かつ、分娩ごとに母体の健康度を著しく低下する恐れのあるもの

母体保護法より抜粋

妊娠により、母体に影響を及ぼす場合のみ、となっていますね。

 

費用

帝王切開と同時にすれば、1万から5万

出産とは関係なく、手術する場合は約20万

 

卵管結紮のメリット

ここでは、帝王切開術と合わせて行う場合のことを指します

・避妊効果が高い

・帝王切開の手術と同時にできるため、身体への負担が少ない

・帝王切開の手術と同時にすれば、コストが最小限に抑えられる

 

卵管結紮のデメリット

・卵管結紮をしても、100%妊娠が防げると言うことはない

・次の子が欲しいとき、妊娠は難しい

 

卵管結紮をしないという選択

すべての避妊方法に100%はありませんが、その中でも卵管結紮の避妊効果は高いです。

しかし、卵管結紮をしてしまえば、もう元には戻せないのです。

どうしても、もう1人欲しいということになれば、体外受精が必要になってきます。

 

卵管結紮をしていまえば、もう子供ができなくなることに抵抗を感じる。でも、ももふみの身体のことを考えたら、したほうが良いとも思う。ももふみが少しでも悩んでいるのであれば、今はしなくても良いんじゃない?

このことに、無責任だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、卵管結紮と言うのはそれほど悩むものです。

 

担当医からは、ゆっくり考えていいよと言われて、術の当日まで悩み、しないという選択をしました。

卵管結紮をしてしまえば、元に戻すことはできませんし、後悔しても仕方ありません。

また、なにも卵管結紮でなくても避妊方法はあります。

 

手術しなくても大丈夫!女性主体でできる避妊方法

リング(IUD)

避妊の目的で子宮内に装着する器具のこと。避妊効果を高めるために銅がついているものもある。

2~5年おきに交換の必要がある。

IUDは、子宮の中の環境を変えることによって受精卵が子宮内膜(赤ちゃんのベットになるところ)に着床(妊娠の成立)するのを妨げ、妊娠を防ぎます。さらに銅付加IUDは、精子の運動性を抑える、また、精子と卵子の受精を妨げる働きもあり、高い避妊効果を発揮します。 IUD装着後は生理の量が増えることがあります

IUSによる避妊 | 避妊のススメ

 

(IUS)

避妊の目的で子宮内に装着する器具のことで、黄体ホルモンを放出する。最長で5年間

で交換の必要がある。

IUSが子宮内に装着されると、付加された薬剤(黄体ホルモン)が子宮の中で少しずつ放出されます。この黄体ホルモンは子宮内膜の増殖を抑える働きがあるため、内膜はうすい状態になります。そのため、IUDとは異なり、生理の量が少なくなります。

IUSによる避妊 | 避妊のススメ

※リングにはいくつかの種類がありますが、薬剤(黄体ホルモン)が付加されているのがIUSです。

 

ピル(低用量経口避妊薬)の服用

正しく服用すれば、高い避妊効果が期待できる。

授乳中は飲めないのがデメリット。

 

落ち着いてからの卵管結紮(避妊手術)

帝王切開の時に同時にやるのと比べるとコストはかかります。

 

[まとめ]3回目の帝王切開でも、卵管結紮しなかった理由

卵管結紮は、医師から勧められて検討する人がほとんどだと思います。

前回の癒着がひどくて、次回の妊娠が危険であると医師に強く勧められたのであれば、命を守るためにも、卵管結紮は必要だと思います。

しかし、癒着が少しで、医師にも強く勧められたわけではなく、卵管結紮することに悩んでいるのであれば、しないという方法も一つの手です。

卵管結紮でなくても、避妊方法はありますし、やろうと思えば費用や日数は必要となりますが、可能です

 

私は、子沢山のママさんをみて、羨ましいなー、と思うときがあります。

3回帝王切開しているので、そうなると高リスク妊婦ですが・・(^_^;)

それに、個人病院で出産したので、その病院では出産できないと思います。高リスク妊婦になるので・・

 

4人目は、考えていませんが、また妊娠できるかも、女性としての機能が残っている、というなんだか分からない安心感があります。

 

3回目の帝王切開から2年半経ちました。

私は、あの時に、卵管結紮をしなくて良かったと思っています。

でも、仮にあの時に、卵管結紮を選んだとしても、これで良かったんだ、と思っていたとも思います。

ご夫婦で、悩まれて出した答えに、間違いと言う事は絶対にありません。

私の体験談が、卵管結紮するかどうか悩まれている人の参考になれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA